不要不急の移動を全て禁じる前例のない ロックダウンが導入された英国で、主要銀行のバンカーはそれでも出社せざるを得なかった。
ドイツ銀行とクレディ・スイス・グループは、当局が行員を呼び止めて外出理由を説明する文書の提示を求める場合に備え、「欠かせないスタッフ」であるとの書簡を携帯させた。バークレイズは公共交通機関の利用を回避させるため、一部の従業員にウーバーを手配した。ウニクレディトは出勤する行員に発熱がないことを確認している。
イングランド銀行（英中央銀行）前をスクートで通り過ぎる
写真家：ジェイソン・オールデン/ブルームバーグ
銀行の上層部は、ジョンソン首相が23日夜に少なくとも３週間のロックダウンを発表した後も、行動を変える必要はなかった。新型コロナウイルスが欧州の大半の地域を襲い、英国にも広がる様子を見せて以来、幹部らはオフィス外からの勤務をすでに数週間続けている。
それでも銀行は、ほぼ全ての資産クラスで発生している大幅な価格変動に第一線で相対するトレーダーを必要としている。
英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ（ＲＢＳ）が2008年に公的支援を受けた後、会長に指名されたフィリップ・ハンプトン氏は「危機管理の大半は、目を見て人に接することだ」と指摘。「危機のさなかでは必要な全てをそろえて徹夜で仕事することも多い。弁護士と同席し、契約文書が手元になければならない。遠隔勤務で、これら全てをどうすればできるのか分からない」と述べた。
原題：
In Locked Down London, Traders Still Show Up at Deserted Desks（抜粋）
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March 24, 2020 at 12:13PM
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ロックダウンのロンドン、銀行トレーダーは出社継続－規制の隙間縫う - ブルームバーグ
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