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Tuesday, August 4, 2020

「日経新聞はあえて読まない」カリスマトレーダーが語った独自の生存術 - livedoor

日本株市場で「ストップ高銘柄」を年間100以上は手に入れる猛者。その急上昇銘柄を発見する技術は、多くのトレーダーから注目されている。現役にして、伝説のカリスマトレーダーである「ようくん(@rororuru8888)」。そんなようくんが、今回みずからのトレード手法を明かした。

株式トレードの情報収集のために「日経新聞はあえて読まない」と言うようくん。いったい、なぜ――。

ストップ高銘柄をいくつもゲットする方法とは? photo/gettyimages

トレード手法は「変化」する

トレードの手法は循環します。皆がやりだしたらあんまり効かないなと廃ってきて、やる人が少なくなるから再び効果があるということがあります。

株式市場には初心者の人が大量に参入してくるなかで、自分も長年トレードをやってきていますがトレード手法で困ったことはありません。

市場のなかにデイと中・長期、いろいろな人がいて、いろいろな時間軸が入り混じって、それぞれのタイミングで各々が資金を抜いていくのが株のトレードだと思うんです。私の基本は短期トレードです。

デイトレ、3日から1週間くらいのスイングトレード、長期保有している銘柄もあります。デイトレは流行っている銘柄を上下のボラを取ればいいだけなのでそれは毎日やります。

デイトレよりもスイングトレードのほうが値幅が取れるので、今流行っているセクターの上昇トレンドに合わせて1週間くらい持つ銘柄もあります。1日でデイトレで儲けるのもいいんですけど、スイングトレードで大きくとるというイメージです。

まずは「半益」する

私の場合はデイトレで20万儲かっているとします。明日もいけるなと思ったらスイングに切り替えるんです。例えば1000円で買って1150円で売るとします。そうすると150円の幅が取れる。

単純に2000株持っているとして、それが1150円に上がった時に30万円儲かるわけじゃないですか。そうしたら1000株売るんです。そうすると半益(半分は利確)している。

そこから下がったとしても、自分のメンタルコントロールとして、最悪1000円から850円になって売ったとしてもプラマイゼロと捉えるわけです。そういう自分でやりやすいトレードをしています。

完全なデイトレーダーさん、1日売買して必ず最後に手仕舞って、キャッシュポジションで次の日を迎える人もいます。私と同じようにデイトレとスイングもやるという人は、入るタイミングとロット管理が重要になってくると思います。

日本株のコロナ相場ではどう動いたか…? photo/gettyimages

今回のコロナでいえば、マスク関連銘柄が流行りました。

初動で入った人が1日で売った時にマスクの銘柄がどんどん上がるんです。そういう時に全部利確したら上がっているのを指くわえてみているしかできませんよね。

自分たちのようなトレーダーは初動を捉えるので、初動でロットを張って半益して、スイングに切り替えて値幅をここから取っていこうとするわけです。

銘柄選定の「ルーティン」がある

基本私はビビりなんです。

大きく買って株価が下がると結構ビビるんですよ。

それを克服するために自分で長年、試行錯誤してメンタルコントロールできるようになりました。誰からも、株取引に関して教えてもらっていません。負けては「なにくそ」ってその繰り返しでした。負けては「くっそ!」ってボコボコにされて、また立ち上がって、その繰り返しです。

トレーダーというとモニターが何個もあってカッコいいイメージがありますよね? キーボードでガチャガチャとパソコンの前でやっているイメージ。でも私のトレードスタイルはスマホなんです。昔はパソコンでもやってましたけどガラケーでもやってましたよ、更新ボタンを連打して(笑)。

スマホでトレードするのはスマホが私の「ゲームコントローラー」だからなんですよ。証券口座のアプリがゲームで、スマホがコントローラーになっているんです。もちろんパソコンでトレードする人に負けないように前日から準備しますよ。パソコンで注文とかいろんなモニターを見て判断するよりも、自分はスマホのほうがやりやすいんですよね。

パソコンはYouTubeを見てるくらいです。株に関してはすべてスマホで完結します。

釣りをしながら海の上でトレードすることもありますね。

日経新聞を読まないワケ

情報収集はリアルタイムで日々しています。

24時間ずっと株のことを考えています。狙う銘柄は前日から「こういう動きしたらこうしよう」というシミュレーションがすべて自分の頭にあります。お風呂に入りながらチェックしている銘柄の値動きをイメージトレーニングして、「こうなったらこうしよう」とあらかじめ想定します。

明日は「こことここ狙おう」と決めたら自分は前日の夜に注文します。注文入れたら朝、絶対見るじゃないですか。その日の気配を見ながらパラパラと手直しして調整しします。

見るのは需給のバランスの崩れ、値上がりランキング、値下がりランキング、出来高急増ランキングのみです。値下がりランキングは前日値上がりしすぎて、今日は押し目として下がってくる銘柄も入ってくるんです。

なので値上がりと値下がりを毎日チェックしていれば、「最近、この銘柄がランキングにようでてきよるな」とか、そういったことも自分で把握できるわけです。

日本経済新聞は読んだことがないという photo/gettyimages

私はTwitterのプロフィールでも「トレーダーであって投資家ではない」「ファンダも把握していない」と書いています。資金投入する判断は値動きでしかしないのです。

市場は「業績がいいから上がる」「悪いから下がる」という単純な構造ではありません。投資家は3年も5年も10年もひとつの銘柄を持ち続けて、配当をもらいながら企業を応援していきます。自分たちはそういう投資家ではありません。

私、日経新聞って読んだことないんですよ。そういう経済的な事象は私には雑音(ノイズ)なんです。自分がやろうとしていることに逆のことが載っていると、無意識下で思うようなパフォーマンスが発揮できません。

初心者の人たちはわからないから色んな知識を詰め込もうとしますよね。わからないから本が読みたい、手法が知りたいと。ところが周りのプロトレーダーを見ていても、ある程度のステージまで行くと今度は余計な雑音を切り離して、情報収集やトレード方法がシンプルになっていく。それが生き残るプロトレーダーの流れだと思います。

値動きに集中するならいらない情報は知りたくない。

トレード初心者が陥りやすい罠

Twitterの株クラにはすごい人がたくさんいます。誰にも負けるつもりはないですけど、本当に尊敬している人もいます。Twitterで儲けてる人を見て「よっしゃ! おれもやったるぞ」くらいはいいと思いますけど、スキルのない人がはじめても、たった1日2日のラッキーパンチが出ても、長くは生きていけません。

「株なんて儲からない」と2年もするとやめていく人が多いです。そこで諦めた人が退出するだけで、そこから壁をひとつ突き破っていくと違う景色が見えてくるんですよ。その繰り返しで上手になると思うんです。そこが大事なんです。

1年〜2年で負けたから株儲からんと思う人はトレーダーとして務まらんと思います。だいたい上手い人の相場観というのは似ているんですよね。同じことを言っとる人のトレードを見ていると「この人はわかっとんなぁ」と。

初心者の方は入ってきてデイトレしたり、中期にしてみたり、長期にしてみたり、そういうことをやるんです。だけどそれは失敗したときの言い訳にできるんですよね。

「デイトレ失敗したからもうちょっと持ってみよう」とか、「中期にしようかな」「業績良いのに下がっているけど、どうせ上がるだろうから長期にしてみようかな」と……。

そういうことじゃなくて一番最初に自分はデイトレードでやるのか、スイングでやるのか、中期長期でやるのか、最初にビシッと決めたほうがいいと思います。

スタンスを最初に明確にしておくと、そういう銘柄を必ず探してくるようになる。最初は軸をビシッと決める。そこがぶれると自分が何をしているのか、わからないことになるんです。

最初に株を触って相場を体験してみたりというのは良いと思うんですけど、自分ははじめての人に「どういうスタンスでトレードしたいですか?」って言います。

「それによって伝えることが全然変わりますよ」と。

まずは50万円を100万円にしてみよう

初心者の方は株をやりたいけど、どういう軸でやりたいかとおそらくわかっていないと思うんですよね。いま日本で株をやっている人たちは短期トレードが多いんじゃないですかね。

初めての人にはまず、50万円からスタートして100万円にすることを勧めています。

これが本当に難しいんですよ。50万円でやると利益も知れているので、それを100万円にする道のりが結構険しいんです。最初から100万円、500万円とかではじめたら、それがなくなったときにトレードに対する情熱がなくなると思うんです。「株なんてやらん、儲かるわけないやん」と絶対になると思うんですよね。

初心者の人は50万円からはじめて、まずは100万円にするのが修行だと思ってみてください。50万円だったら、またやり直しがきくと思いませんか?

それで相場を知れるというか、最初からバンバン稼ぐのは無理だと思うので、そういう練習期間というか。50万円から100万円になったら、良いメンタルで動かせると思いませんか? そこからまた50万円に減ったところで、やめてもチャラなんですから。私はこれが初心者のスタートとしてはいいと思います。

プロたちがお金を取り合っているなかに初心者が入ってきて、1日2日は勝てるかもしれませんけど、それをコンスタントに勝ち続けるというのは相当大変だと思います。

トレーダーなんて負ける日も普通にあります。その負ける額を少なくして、どれだけ利を伸ばせられるか。それがトレードなんです。

やられてもあきらめず

自分の中ではトレーダーは職人ですね。

今の人と上達するスピードが全く違うのでそういう意識になったのはトレーディングをはじめて7〜8年経ってからでしょうか。「手に職をつけてみよう」という感じでやってきましたね。まぁ、株職人ですよね。

皆さんもトレードをはじめるのであれば、まずは何を目標にするか、その目標に対してどういう手段で到達するかを日々考えて、自分のスタイルを確立したらいいのではないしょうか。

それがわかってはじめてトレーダーとして生きていくことができると思うのです。

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August 04, 2020 at 01:00PM
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