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Sunday, September 27, 2020

【元トレーダーが解説】移動平均線1本でビットコインのトレンドを把握する方法 | 仮想通貨コラム | 仮想通貨の比較・ランキングならHEDGE - 金融・投資情報メディア HEDGE GUIDE

これから暗号資産FXをしようと思っていても最初テクニカル分析の勉強で何からすればいいかわからない方も多いでしょう。ローソク足や移動平均線、RSIやストキャスティクス等のオシレーター等、基本的な知識をつけようと、勉強する方は多いと思います。

特に初心者にとって重要なポイントは「トレンドに沿ったトレードを行うこと」です。よく、「個人投資家は逆張りを好む」と言われますが、実は順張りトレードが一番心理的負担が少なく、資産運用として比較的利用しやすい手法です。

ここではトレンドに沿った順張りトレード手法の一つとして、移動平均線を1本だけ利用した方法をご紹介したいと思います。

目次

  1. 移動平均線とは
  2. 移動平均線を利用したトレンド判断
  3. 移動平均線を利用したシンプルな投資法
  4. 移動平均線はトレードに必須の判断材料

①移動平均線とは

移動平均線とは設定した時間足における一定期間の価格から平均値を計算し、折れ線グラフで表したものです。集計期間が長ければ長いほど移動平均線は緩やかな動きになります。逆に集計期間が短期なほど、直近のローソク足に沿って敏感な形になります。例として下記の移動平均線をご覧ください。

Moving Average 1
こちらは、ビットコインの日足チャートに移動平均線を表示したものです。黄色が「5日単純移動平均線」で、赤色は「25日単純移動平均線」です。

このように、5日単純移動平均線はより敏感に動いており、25日単純移動平均線は緩やかな動きを示しているのがわかります。

例えば、5日単純移動平均線はローソク足が反転すると移動平均線も反転するため、騙しが多くなり、判断材料に使用する際には注意が必要です。つまり、移動平均線を使ってトレンドを見極めるには、短すぎず長すぎず、適切な長さを使用しましょう。

それでは次に、トレンドをどのように判断するかを解説したいと思います。

②移動平均線を利用したトレンド判断

トレンドは1年間のうち3割程度の期間とされ、残りの7割はレンジ相場と言われています。トレンドにしっかりと乗りながらトレードができると、安心してとポジションを持つことができます。またポジションを積み増していくことで利益を伸ばすことができます。トレンドをしっかりと見極めて、順張り投資を行いたいところです。

ここで、トレードの方向性をしっかりと判断するための指標をご紹介します。トレンドの方向性とエントリーのタイミングを判断する際の参考にしてください。

トレンドを判断する条件は主に3つあります。

  1. 移動平均線は25日以上を利用すること(筆者は50日か62日を利用します。)
  2. 移動平均線が上向きで推移すること
  3. ローソク足が移動平均線よりも上の位置で推移していること

それでは次に実際のチャートでチェックしてみましょう。

Moving Average 2

上図はビットコイン円の日足チャートです。先ほどの3つの条件に照らしてみてみましょう。

まず、上図は25日単純移動平均線を利用しています。青色の○印で移動平均線が反転していることがわかります。そして水色の大きな○印でローソク足が移動平均線よりも常に上回って推移しています。これで、3つの条件は全てクリアとなります。

特に3つ目の条件通り、青色の○印の期間にローソク足が移動平均線を超えて推移している段階で、「トレンドは上方向ではないか」と仮定してトレードすることができます。

とてもシンプルでわかりやすく、判断が行いやすいと思いますので活用してもらえると幸いです。

③移動平均線を利用したシンプルな投資法

次に、エントリー方法に関する手法をご紹介します。

移動平均線だけでもエントリー方法を考えることが出来ます。もちろん、他のテクニカル指標を組み合わせながら利用することで勝率をあげることが可能ですが、まずは基本的な方法をご紹介します。

Moving Average 3
こちらは先ほどとほぼ同じ時間軸であるビットコイン円の日足チャートです。ここでポイントは3つあります。

まず青色の○印でトレンド反転を確認します。ローソク足もこの時点で移動平均線の上側で推移しているので、ロングエントリーを準備するのが基本となります。

エントリーサイドが決まったところで、どこでエントリーするのかを探していくことになります。エントリーポイントは「移動平均線までローソク足が戻ってきた時」です。それが黄色の○印の位置です。

そして最後に「どこでポジションを閉じるのか」を考えておきます。今回はシンプルに、「移動平均線をローソク足が下回った場合」をポジションを閉じる条件としましょう。そのポイントが緑色の○印の位置です。

もちろん再度反転して上昇することもあるでしょう。しかしルールに忠実に、エントリー・クローズすることがとても重要です。その後の動きに一喜一憂して毎回トレード判断を変更すると痛い目に遭います。その点はしっかりと認識してトレードするようにしてください。

緑色の○印でポジションを一旦クローズすると、利益確定となりました。実際の所、ビットコインは上値を伸ばす展開となりました。

Moving Average ④

緑色の○印から一旦調整を迎えるも、再度大きく上昇しているのがわかるでしょう。結果だけを見て、「この上昇をとりこぼしたと」とポジションをクローズしたことを悔やむ必要はありません。

「トレードはルールとおりに、ルールは見直すもの」ということを頭に入れてトレードを必ず行ってください。

④移動平均線はトレードに必須の判断材料

機関投資家も好んで使用する移動平均線は、テクニカル分析で必須の指標と言えます。シンプルで、視覚的に理解しやすく、普遍的なものとなっています。

移動平均線はご紹介した方法の他にも、ゴールデンクロスを使ったトレンド判断や、時間軸をずらして3本の移動平均線に基づいてトレードする方法等、色々な利用方法があります。

初心者はまず、簡単な方法から覚えましょう。自分自身で試行錯誤しながら、調べて見るといいでしょう。一つでも疑問に思ったら調べて解決していくことで、自分自身の成長につながります。トレードごとにフィードバックを行い、何が良くて、何がダメたったのかと振り返る癖をつけることで成長がより早くなるでしょう。

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中島 翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有 【運営サイト】FXの車窓から
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