Googleは30日(現地時間)、YouTubeやNetflix、Amazon Prime Videoなどの動画配信サービスで提供されているコンテンツを横断的に検索・表示する「Google TV」と、Google TVを搭載した新デバイス「Chromecast with Google TV」を発表した。Chromecast with Google TVは、米国にて49.99ドルで販売開始。日本国内でも提供を予定している。
アプリや動画配信サービスの番組を横断検索できる「Google TV」
Google TVは、Googleの検索を利用して、アプリや動画配信サービスで提供されている映画や番組、現在放送中のライブコンテンツを横断的に検索できるのが特徴。
UIから任意のタイトル・番組名を検索したり、ジャンルで検索することが可能。タブからオススメコンテンツも表示できる。またGoogle検索でトレンドになっているタイトルも表示され、タイムリーに関連性のあるものをいつでも見つけることができるという。
ウォッチリスト機能を使用すると、後で視聴したい映画や番組を簡単にブックマークすることが可能。スマホやPCのGoogle検索からウォッチリストに追加することもでき、帰宅後はすぐにテレビで視聴できるようになる。
Google TVでは、互換性のある接続済みホームデバイスを音声だけで表示、制御することも可能。Googleアシスタントボタンを押し「玄関を見せて」と言うと、防犯カメラ映像を表示。またテレビを見ていないときは、アンビエントモードに遷移。Googleフォトに接続して、写真表示できる。
Google TVはAndroid TV OS用に作られた6,500以上のアプリと互換性があり、ゲーム、フィットネス、教育、音楽などのお気に入りにアクセスできる。なおStadiaのサポートは、2021年の前半を予定している。
なおGoogle TVは、Chromecast with Google TVほか、アプリ「Google Playムービー&TV」をアップデートすることでも利用可能(現在は米国のみ)。'21年以降には、ソニーなどのAndroid TV OSパートナーのテレビでも利用できるようになるという。
音声リモコンが付属した新デバイス「Chromecast with Google TV」
Chromecast with Google TVは、テレビにHDMI接続して動画配信などが楽しめるメディアプレーヤー「Chromecast」の新モデル。新たにコンテンツの横断検索・表示に対応するGoogle TVを搭載するほか、音声リモコンが付属するようになった。
本体とHDMIケーブルが一体化したデザインと、テレビ背面のHDMI入力に挿し込んで使用するスタイルは従来型と共通。
最大で4K/HDR、60フレーム/秒の動画をストリーミング可能。Dolby Visionにも対応し、鮮やかな色彩、コントラスト、明るさ、ディテールを楽しめるという。Dolby音声のHDMIパススルーもサポートする。
持ちやすさと使いやすさを兼ね備えたという、音声リモコンを付属。Googleアシスタントボタンを搭載し、「今日の天気は?」などといった日常の質問に答えたり、声だけでYouTube Musicの操作が可能。スマートホームの照明を制御することもできる。
YouTubeとNetflixのダイレクトボタンを搭載し、お気に入りのアプリにすぐにアクセス可能。テレビの電源、音量、入力切り替えも行なえ、複数のリモコンで操作する必要がないという。
Chromecast with Google TVは米国より先行発売。日本でも販売を予定している。
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