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Tuesday, July 7, 2020

【元トレーダーが解説!】仮想通貨(暗号資産)FXでトレードするときに守るべき3つのポイント | 仮想通貨コラム | 仮想通貨の比較・ランキングならHEDGE - 金融・投資情報メディア HEDGE GUIDE

証券会社を経て、仮想通貨(暗号資産)取引所でトレーディング業務に従事した後、現在は独立して仮想通貨取引プラットフォームのアドバイザリーや、コンテンツ提供事業を運営する中島翔氏のコラムを公開します。

目次

  1. 「大きく勝つトレード」ではなく「負けないトレード」を常に意識すること
  2. エントリー時は必ず損切り注文を入れること
  3. 他の人のトレードを真似しないこと

コロナショックを受けて、仮想通貨FXをこれから行おうと思っている方も多いのではないかと思います。株や外国為替のFXトレーダーも最近では仮想通貨のトレードに挑戦する動きも見られております。

仮想通貨は「通貨」という名前がついていますが、実際は通貨と呼べるほどの流動性はありません。また、かなり荒々しい値動きをするので、強いて言えば新興国などニッチな法定通貨のようです。

そのためドル円やユーロ円、ユーロドルと同じように考えるのはやめましょう。そうした方に向けて、仮想通貨FXを初めて行う方に向けての守るべきことを解説したいと思います。

①「大きく勝つトレード」ではなく「負けないトレード」を常に意識すること?

仮想通貨FXを行う場合に必ず意識すべきことで最初にお伝えするのは、「負けないトレード」に集中することです。

仮想通貨FXと聞くと「大きく利益が出る」とか「億り人」とかという印象が強いかもしれません。しかし、そのような印象の裏には「大きな値動きがある」ということを強く認識しておくべきです。

そのため、リスク管理は外国為替FXよりも仮想通貨FXの方が数段難しいと思っていただいた方がいいでしょう。

その理由は「ボラティリティ(価格変動)」です。外国為替FXと同等のレバレッジに設定していると、資産があっというまに大きく増えたかと思えば、反対に元金を失うこともあります。値動きが大きいと含み益や含み損に一喜一憂しているうちに資金を適切にコントロールできなくなる投資家も多くいます。そのため、リスク管理の徹底が重要となります。

また値動きが大きいからこそ、大きく博打のように利益を狙うようなトレード方法ではなく、確実に勝てる見込みがある手法に徹してトレードすることが大切です。

仮想通貨FXの場合値動きが大きい分、損切りまでの距離(値幅)も大きく設定せざる得なくなります。利益確定と損切りのポイントを、外国為替FXと同じ感覚で設定するのは難しいと感じるトレーダーもいます。

筆者自身も、最初はこの利益確定と損切りの設定をどこに置くことが最適なのか?という点で試行錯誤しました。またレバレッジを掛けることでさらにコントロールが困難になると、感じた経験があります。

仮想通貨FXは外国為替のFXや株とは比較にならないほど価格が動くものなので、より慎重にエントリーポイントを探ることに集中しましょう。

②エントリー時は必ず損切り注文を入れること

仮想通貨FXの初心者は、損切り地点を必ず決めてからエントリーをして欲しいと思います。

損切り注文は一時的な撤退であり「次のトレードに希望をつなぐための戦略」です。損切りをしなければ1敗で全てを失う可能性もあります。

外国為替トレーダーの中には仮想通貨FXに参入して損切りの大事さを痛感するケースも多いのですが、次につなげることができないトレーダーはいずれ淘汰される運命にあると言えるでしょう。

どのように損切りを行うのか、わからない方も多いかもしれません。簡単に注文方法から、実際のチャートを利用して例を挙げて説明したいと思います。

下記はbitflyer lightingの取引画面です。bitflyer lightningは仮想通貨FXの取引量で日本NO1であり、トレーダー目線で必要な注文が整っているので、仮想通貨FXを行う場合におすすめです。bitflyer lightingで、注文画面の「特殊」をクリックしましょう。
FX three points 1
特殊をクリックすると下記の画面になります。
 FX three points 2
 
「STOP」というのが「逆指値注文」を指しています。

トリガーとは逆指値注文が発動する価格を示しており、トリガーに達すると成り行きで手仕舞いをするか、指値を入れるか選択できるようになっています。STOP(逆指値)注文は仮想通貨FXでエントリーをしたら必ず入力し、損失を限定させるようにしましょう。

それでは、逆指値注文の考え方を簡単にチャートで示してみたいと思います。

FX three points3
こちらはbitflyerのBTCJPYのチャートです。緑のラインはサポートラインとレジスタンスラインです。

一回上昇して現状は横ばいとなっていますが、仮にここですでにロングポジションを保有しているとします。その場合、損切りラインは下のサポートラインを割れたときに設定をすることがベターではないかと考えるトレーダーも多いでしょう。

損切りラインを設定するときのコツは「どのラインを割るとトレンドが変化する可能性が高いか?」を見定めることです。上記のチャートでいけば1,020,000円がそのラインと言えます。ここを割ると1,000,000円付近までの下落が見えてくるため、一旦撤退を行う選択肢を取ります。

損切りによって一旦撤退した後、改めて同じ方向(この場合はロング)でエントリーしてもOKです。大事なのは「頭で整理する時間を作ること」であり、損切りをしないとその時間すら作れなくなります。

人間は焦ると正常な判断ができないため、損切りは心理的にもかなり大事なことなのです。

③他の人のトレードを真似しないこと

仮想通貨FXの世界では、Twitterやサロンなどでトレードを公開している人をよく見かけます。

トレードの参考にするのはいいとしても、「真似」はしないようにしてください。参考と真似は大違いです。真似して負けると、なぜ負けたのか理解できないのです。結果、トレードスキルは全く身につかないまま、ただ単に資金を失うことになりかねません。

仮想通貨FXは値動きが大きくリスク管理が難しいことは冒頭でお伝えしましたが、不思議なことに、投資初心者が最初に入ってきやすいマーケットでもあります。ただでさえリスクコントロールが難しい商品に初心者がいきなり手を出すと、他人に頼りたくなる心理が働くのは自然なことです。

しかし、中長期的に利益を出し続けながら、トレーダーとして仮想通貨で利益を出したいと思うのであれば、他人の考え方や戦略は参考にすることはあっても真似はせず、「なぜそのような戦略を考案したのか?」という本質的な部分を理解できると成長につながります。

今回は、仮想通貨FXを行う上で大事なポイントを3つご紹介しましたが、このほかにも様々な大事な点が存在します。それらは投資そのものに共通するものもあれば、仮想通貨FXならではの注意すべきポイントも存在します。

まずは少額でも構わないので、バーチャルトレードではなく実際のお金を入金してトレードしてみましょう。実際のお金を利用することがとても大事なポイントです。損してもしょうがないと思って、勉強代のような心持で、最初はとりあえず挑戦してみてくださいね。

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中島 翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有 【運営サイト】FXの車窓から
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July 07, 2020 at 02:34AM
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