Polarが2020年の春に発売したスポーツウォッチ「Polar Grit X」のレビューです。「アナタ、運動好きですよね?」ということでメーカーさんからお借りして、しばらく使ってみました。
もともとPolarのスポーツウォッチは個人的にも「師匠」と呼んで愛用しています。気さくなApple Watch、律儀で真面目なPolarといった印象です。
私はPolarの「Nightly Recharge」という睡眠ステータス計測機能が好きです。お風呂に入って温まってから眠るとベタ褒めしてくれるんです。ついついないがしろにしがちな日々の生活態度を大切にしたくなるんです。
で、今回の「Polar Grit X」の特徴は内蔵GPSとコンパスと高度計です。完全にアウトドア仕様。「Nightly Recharge」も搭載していますよ! お値段は5万9800円(税別)。
実際に使ってみると「ああやっぱ運動楽しいわ」としみじみ楽しくなるスポーツウォッチです。手首から私の動きをゴリゴリ計測して、それをわかりやすくアプリで教えてくれます。そして「平坦な道ばっか歩いてる場合じゃないな」と思いました。
ジムでやたら褒められる
まず外観。今回お借りしたモデルは本体がシルバーのステンレスで、リストバンドはグリーンツンドラです。
重さはリストバンド含めて約64g。見た目の屈強さを考えると軽いですし、「重!」とは思いませんでした。
時計としてかっこいいんですよね。ジムで「それ、いいっすね」と何人かのトレーナー(マッチョ)からわざわざ褒められました。男心をくすぐるんだそうです。
ただ、「Polar Grit X」はジムだけで使うにはあまりにもったいない時計です。筋トレをして、睡眠をしっかりとって、毎日せっせと動いて……という目的のみなら「Polar Ignite」もおすすめ。
「Polar Grit X」は、外に出て、尚且つ傾斜のある地面でつかってこそ輝くスポーツウォッチです。大冒険向け。
ただのウォーキングじゃ物足りなくなる
「Polar Grit X」はHill Splitter機能が付いています。移動したルートがどのくらい上下しているか、どのくらいのペースで動けたかを測る機能です。
が、まずは近所を散歩してみると、平坦なルートだったからなのか、Hill Splitterがうんともすんとも言わないんです。
ということで、「これ結構な坂だよな~」となんとなく感じるルートをあえて歩いてみることに。ルートは、東京都世田谷区の二子玉川から用賀のニトリまでです。
結果はこちら。
この高低差のグラフがめちゃくちゃ面白い。なんとなく「坂だなー」くらいに思っていた土地にちゃんと値がつくんです。いろんな坂の断面図が見たい。山なんて登っちゃたらどうなるんでしょう。
こんなに光っているのに4~5日充電を忘れてもへっちゃら。そして充電速度が早いのでお風呂に入ってる間にフル充電できます。ずぼらにも親切。
FitSparkというトレーニングおすすめガイドも楽しいです。回復状況やその人の運動レベルに合わせて色々ご提案してくれます。
ちなみに、iPhoneユーザーは「ヘルスケア」アプリのソースとしてPolarの管理アプリ「Polar Flow」のデータを使用できます。この連携のおかげで、Polar製品を身につけて散々運動した翌日にApple Watchをつけると「昨日はすごかったですね!」と褒めてくれます。褒めの機会は少しでも多い方がいいので、連携しましょう。
運動好きにとっても2020年はホントつらい一年でした。今年の活動量を「Polar Flow」や「フィットネス」で確認すると、「なんだこれ?」って勢いで動いてないんですよ。でも、坂や山を登ったり、少し遠くまで足を伸ばしてみたり、自転車をこいだり、安全に楽しめるスポーツっていっぱいあります。Grit Xと一緒に坂を登るの、めちゃ楽しいですよ!
からの記事と詳細 ( 「Polar Grit X」レビュー、平坦な道を歩かせないスマートウォッチ - Engadget日本版 )
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科学&テクノロジー
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