危ない危ない。
Google(グーグル)のクラウドサービスに重きを置いた、身軽なパソコン・Chromebook(クロームブック)。OSのアップデートも手軽なもので、ふだんの作業中に裏でこっそり処理が行われ、再起動するだけでサクッと終了します。
グーグルは6月末に小規模なアップデートをリリースしました…が、残念なことにそのChromebookにパフォーマンスが遅くなる問題が発生しています。
CPUの使用率がほぼ100%になりハングアップ
問題のアップデートは、先週登場したChrome OSのバージョン91.0.4472.147。同アップデートには6月初めに実施されたChrome OS の大規模なアップデートに伴うバグ修正と、セキュリティアップデートが含まれていました。
ところがこのアップデートを適用したユーザーから、「Chromebookの動作が遅くなった」「ラグがひどくなった」などの報告(1、2)が相次いだのです。公式のバグレポートにユーザーが提出した「診断」アプリのスクリーンショットでは、CPU使用率がほぼ100%に張り付いていることがわかります。もしこれほどCPUが酷使されている状態であれば、Chrome OSといえど使い物にならないですね。
一方で、今回報告されたバグはすべてのChromebookに影響するわけではないようです。報告されているのは、主に「Grunt」と「Hatch」と呼ばれる特定のパーツを搭載した製品で、バグの影響を受ける可能性のあるモデルは事前にわかります。AboutChromebooksには、可能性のあるすべてのモデルがリストアップされています。
GruntベースのChromebook
HP Chromebook 14
Acer Chromebook 315
HP Chromebook 11a G6 EE
Lenovo 14e Chromebook
Acer Chromebook 311
Acer Chromebook Spin 311
Lenovo 100e 2nd-gen AMD
Lenovo 300e 2nd-gen AMD
HatchベースのChromebook
Acer Chromebook 712
Lenovo Ideapad Flex 5
Samsung Galaxy Chromebook/Chromebook 2
Asus Chromebook Flip C435
気になる方はこちらのデバイスリストを参照するか、Chromebookのアドレスバーにchrome://versionと入力し、Chromebookがどのボードを使用しているかを確認してください。ボードのモデル名は3行目のPlatformの隣の最後に書いてあります。
リストにあげられているすべてのデバイスが、報告されている問題の影響を受けているわけではありません。ただ、少なくともあと数日は、ソフトウェアアップデートを無視した方がいいでしょう。
また自動更新を防ぐためにも、しばらくPCのシャットダウン/再起動はしない方がいいでしょう。問題が解決したかどうか知りたいときは、公式バグレポートをチェックしてみてください。
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科学&テクノロジー
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