北京パラリンピックは4日午後9時(日本時間)から、開会式が行われた。戦禍にあるウクライナからは20人が出場し、開会式の旗手は、バイアスロンと距離スキーに出場予定のマクシム・ヤロビー選手(32)が務めた。
ヤロビー選手は2004年、14歳の時に橋から落下し、脊髄損傷の大けがを負った。リハビリ中に才能を見いだされて競技を始めた。14年のソチ大会では距離スキー(座位)の2種目で「銀」「銅」、バイアスロンでは「銀」に輝き、18年の平昌大会では距離スキーの2種目で「金」「銅」を獲得したメダルコレクターだ。この2大会の功績を認められ、ウクライナ政府から勲章を受けた“英雄”でもある。この日、ウクライナ選手団は旗手のヤロビー選手を先頭に拳を突き上げながら入場した。
ロシアの侵攻にあっているウクライナだが、14年のソチ大会がロシアで行われたときも、直前にロシアがウクライナ南部のクリミア半島に軍事介入。ウクライナ代表チームがボイコットを検討し、開会式では旗手のミハイロ・トカチェンコ選手が1人で行進。「ただ国旗を運ぶだけだ」と険しい表情を見せていた。
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