◆男子プロゴルフツアー ▽ゴルフパートナー・プロアマ 第3日(21日、茨城・取手国際GC東C=6804ヤード、パー70)
2差の2位で出た大槻智春(32)=真清創設=が6バーディー、1ボギーの65と伸ばし、通算19アンダーで優勝に王手をかけた。昨年大会はプレーオフで敗れて2位。今大会は3日間でドライバーを替えるなどもがく“シルバーコレクター”が雪辱を胸に、19年5月の関西オープン以来となるツアー2勝目に挑む。前週優勝の今平周吾(29)=ダイヤ=ら3人が2差の2位。
大槻が精密ショットでトップに立った。2番で1メートル、4番は右ラフから再び1メートルにピタリ。観客がどよめく好ショットを連発する2つのバーディーで首位のブラッド・ケネディ(オーストラリア)を早々に捉えた。前半で5つ伸ばした。後半も粘り65で2差の首位浮上。「前半は70点。納得がいくゴルフができた」と己に厳しい大槻だが及第点を与えた。
昨季は2位4度のトップ10が12回。何度もV争いを演じたが、2勝目が遠かった。今季からクラブ契約がフリーとなり、「よりいいものを」と追求する。今大会は異例の日替わりで3本のドライバーを試し、朝の練習場で打った「感触」で決めるという。この日はPING社のエースで挑み、最終日は「どうでしょう? 朝の練習場で決めます」。
昨年大会は初日から首位を走り、3差首位で最終日に挑んだ。だが、68で追いつかれプレーオフで惜敗。雪辱へ「優勝できたら」と決意を込めた。
(宮下 京香)
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