Pages

Wednesday, March 18, 2020

裸エプロンと夜通し遊ぼう!「リマザード:トーメンテッド ファーザーズ」ゲームコレクターインプレッション - Gamer

「リマザード:トーメンテッド ファーザーズ」は、イタリア発のサバイバルホラーで、ちょっと検索すると実況動画が散見しているほど有名なタイトルです。2019年にSwitch向けにローカライズされたバージョンが配信されましたが現在は終了しており、今回3gooよりクオリティー改善や日本語訳の見直しをされたものが新たに配信されました。

サバイバルホラーというと、ワラワラと現れるゾンビを退治していくようなタイプのイメージが強い一方、「クロックタワー」に代表される、閉鎖空間を追い回されながら脱出を目指すタイプも古典的で多々見られるのですが、今作は後者のタイプのゲームになります。

「クロックタワー」タイプのゲームとなると、追われる恐怖を味わうゲーム。締め切りに追われる生活には慣れっこなので、この辺りは十分に適性を発揮することができるのですが、その一方で、追いかけてくる相手がどんな人物だとより恐怖を味わえるかという点が、興味の対象となります。

さて、どんな恐怖を与えてくれるのか。そして、どんな謎解きをすることができるのか。純粋にクリアを目指して、PS4版「リマザード:トーメンテッド ファーザーズ」をプレイすることにします。

1.安全な場所を探して2時間経過
2.不吉さを実感しつつ4時間経過
3.無邪気に走り回って6時間経過
4.続編を期待しつつ10時間経過
5.そして、まとまらないまとめ

安全な場所を探して2時間経過

タイトル画面になると、画面の左半分にキリっとした女性の顔が現れます。タイトルの「REMOTHERED」の中に含まれる「MOTHER」がこの女性なのかと思いつつも、いやいや、もっと他の意味があるのだろう、などと想像しながら、タイトル画面をもう少し見てみましょう。

メニューの項目を見ると「続ける」「新しいゲーム」「設定」「エクストラ」「クレジット」の5項目があるも、まだゲームを開始していないから、セーブデータを使用するであろう「続ける」は選べませんし、きっとゲームを進めるとどこかで見られることになるであろう「エクストラ」も灰色になっていて選ぶことができません。

このままタイトル画面を眺めてみると女性の表情の変化を楽しむことができるのですが、今回プレイするゲームはホラー系のゲームなので、きっとゲーム中にいくらでも表情の変化を見ることができる事でしょう。ここは当然ながら「新しいゲーム」を選んで、さっさとゲームを始めてしまいましょう。

ゲームを始めるといきなり「保存済みのゲーム」として、3つの保存スロットが表示されました。

この中の1つを選ぶと、今後セーブをした際に上書きされるようなので、1番左のスロットを選んでゲームを進めてみましょう。

ロード中には、操作方法の一覧が表示されるのですが、さすがに一気に覚えるのは無理なので、とりあえず、Lスティックで歩いて、R1ボタンを押していると走るくらいのことを薄っすら覚えておきます。あとは、ゲームをプレイしながら覚えられることでしょう。多分。

窓から外を眺めながら、語るおばあさんが一人。

どうやら誰かに語り掛けているようですが、どのカメラアングルからもその人物を目撃することができません。

いや、きっと、聞き手のことは気にしなくてもいいのでしょう。きっとこのおばあさんが語っていることにこそ、意味があるのでしょう。

マダム・スベンスカの語りにより、過去の世界へタイムスリップします。

行方不明の女性、さびれた公園、何やら寂しい雰囲気が伝わってきます。

そして、1台の車にはたばこを吸う女性。この女性こそ、タイトル画面に出てきた女性のようです。

どうやら、この寂れた地には何やら調査に来たようで、これから行動開始といったところでしょうか。

突如、差し込まれる演出が、これから起こるであろう不吉な出来事を暗示しているようで、不安な気持ちが高まってきます。

この女性がどうやらプレイヤー自身のようで、自由に移動することができるのですが、公園で遊ぶような現実逃避は許されないようです。

大きな建物の門があったため、ベルを鳴らしてみると、この女性は「リード」と名乗りました。どうやら、「マダム・スベンスカ」ではないようです。

大きい屋敷なので、庭も広くて、なかなか玄関にたどり着かないのですが、歩行やカメラ操作、ダッシュなどの操作を試しながら探索した末、玄関を発見することができました。

家に入ると案内されるのですが、ある程度自由に移動できるので、好き勝手に行こうとするとそれなりに制限がありました。

屋敷の主と会うと、「ジェニファー」とか「グロリア」とか知らぬ名前が出てきて、失踪だの誘拐だの物騒な話で論戦が繰り広げられます。

しかし、どうやらプレイヤーが操作をしている女性が「リード」ではなかったという事実から、追い出されてしまいます。

プレイヤー自身は、「リード」と名乗っていた彼女が何を考え、何の調査をしたいのかよくわからない状況ですが、夜になると彼女は屋敷に忍び込みます。

そして、ここから先の彼女の行動はプレイヤーに委ねられます。

外が薄暗かったことからわかる通り、室内も当然ながら真っ暗です。真っ暗過ぎてスクリーンショットが分かりにくいかと思うので、ここから先は「設定」で「明るさ」を「50%」から「60%」に変更した状態のスクリーンショットを使わせていただきます。

屋敷の中を探索しながら注意深く回りを見ていると、ドットのような点が見えることがあります。

すかさず近づいて調べてみると、アイテムを拾えたり、引き出しを開けることができたりと、それなりに行動を起こせるようになっています。

ふとメニューを開いてみると、「目標物」で今後やるべきことの一覧を確認することができました。

椅子の下に入ってみたり……。

無邪気に走り回ってみたり……。

棚に入り込んでみたり……。

やりたい放題やっているような気がしなくもないのですが、きっとこんなにはしゃげるのは今だけなのではないでしょうか。

文章では一切伝わらなくて申し訳ないのですが、先ほどからずっと何やら音楽が聴こえてくるので、無邪気に屋敷の中を探索しつつも、一応は音楽に向かって歩いていたりします。そして、やっとのことで到着すると、不気味な何かを発見。

そして、バスルームには誰かが……。

タンスに隠れて様子を見ると、裸エプロンが登場することで、ギルガメッシュなナイトが始まりました。

裸エプロンがいなくなったことを確認すると、タンスから出て、とりあえずの安全地帯探しを始めようとするも、部屋を出ると裸エプロンにやられてしまいました。

まだセーブをしていないため、どこからやり直せるのか不安に思うも、良くも悪くも死体の前から再開になり一安心。

メトロノームのあるところでセーブができることはわかっているので、どうにかメトロノームのところまで行こうとするも、裸エプロンに追いかけられている時にはセーブができず、逃げて逃げて逃げまくります。

そして、死んで死んで死にまくります。

こうして、やっとのことでメトロノームを見つけてセーブができるまでに、約2時間が経過していました。

不吉さを実感しつつ4時間経過

死体発見現場からメトロノームまでは、気が付いてみれば目と鼻の先なので、これまで何をやっていたという話なのですが、ともかく状況さえわかれば、このメトロノームをベースに探索をしていけます。

しかし、これまでのプレイであまりにも室内が暗すぎて、プレイ環境よりもスクリーンショット的にどうなの? と、まるで読者の皆様に気を使ったふりをして、「設定」から「明るさ」の設定を100%にしてみました。

いや、これは見え過ぎてプレイ環境としてはやりすぎなので、60%くらいで妥協しておきますね。

これまでのプレイで、防御アイテムがあれば捕まってしまっても、ワンチャンスあることが分かっています。

更に、ループポイントを見つけておけば、それなりに走って逃げられることが分かっています。

とはいえ、一度見つかってしまうと、振り切るまではまともな探索ができないため、バレないように行動することこそが大事になります。当たり前ですが……。

しかし、狭いところで捕まってしまうと、設備に埋め込まれてしまうので注意。

ともかく、裸エプロンから逃げながら、マップ内にある発動できそうなギミックとアイテムを見つけていくのが、アクションゲームとしての攻略の鍵となることは把握できました。

そして、しっかりとストーリーを把握するために、いろいろな場所に配置されている写真などのアイテムを見つけていくことも大事になります。

こうして、ストーリーを理解するという意味ではまだ脳みそが働き切っていないのですが、アクションゲーム的な攻略法が頭の中で構築できたため、4時間を経過したところで一大決心をすることにしました。

無邪気に走り回って6時間経過

マップ把握と裸エプロンからの逃避。この2つの要素を攻略するという方向性が決まったところで、ゲームをやり直すに至りました。

先ほどまでのセーブデータは残しつつも、2つ目のセーブデータを使って新規にゲームを始め、序盤はサクサクと進めていき、約1時間で前回のプレイに追いつけました。ちなみに、2時間までのプレイ状況で使用した、若干明るめのスクリーンショットは、このプレイ時間のスクリーンショットを代用していました。

マップの移動範囲が増えると、走って逃げられる範囲が広がるため、裸エプロンに追いかけられること自体が怖いことは変わらないのですが、それでも絶望的な怖さから心地よい怖さへと変貌していきます。

子どもの頃に遊んだ鬼ごっこの知識が存分に発揮されます。

ともかく、無茶な行動をしつつ、少しずつアイテムを使って活路を見出していくことで、何やら真相に近づくのですが……。

同時にピンチを迎えてしまいます。

さらに、強敵が現れたころには6時間が経過しました。

続編を期待しつつ10時間経過

敵は裸エプロンだけかと思っていたため、シスターの登場に困惑するも、ここは持ち前のダッシュで逃げ回りましょう。

ループポイントを見つければ、それなりに逃げることができるため、かくれんぼの経験も活かしていきましょう。

いやいや、逃げ回っているだけでは解決しないのはこの先も一緒です。攻略しながら、適度にセーブをして、少しずつ何かが進展している実感を得ていきます。

そして、何度も死にながらもたくましくチャレンジをし続けることで、どうにかクリアできました。

そして、タイトルメニューの「エクストラ」がオープンされていることを確認し、内容を一通り確認すると、10時間が経過しました。

そして、まとまらないまとめ

今回のプレイでは、ストーリーや設定についても存分に楽しませていただいたのですが、ネタバレ少なめの記事にさせていただいています。それゆえに、なんとなくすごい奴らに追いかけまわされているだけのイメージになってしまっていたら申し訳ないのですが、ものすごく重いストーリーが語られているので、この辺りは実際にプレイして体験してみてください。

結構難しいお話だなぁ、と思ったところもあるので、実況動画的なノリでノーセーブクリアみたいな遊び方をする一方で、しっかりと屋敷内に隠されている写真や新聞記事、絵画など、様々なデータを見つけてじっくり読みながら進めるような遊び方をするなど、繰り返しプレイに耐えられるゲームだと実感しました。

「クロックタワー」を意識してプレイしていると、「ジェニファー」というワードについつい反応してしまいます。

ゲームの冒頭から、屋敷内ではそれなりに探索できるようになっているので、裸エプロンのせいで全然先に進めない人は、夜のシーンが始まったら、ひたすら屋敷内を探索して、一通りのマップ構成や配置物を把握しておくと、攻略がだいぶ楽になりそうです。

このタイミングならば、ノイズを慣らしまくっても問題ありませんし。

移動に関しては、忍び足が基本ですが、その一方でダッシュも大事になります。特に、逃げる際にはダッシュで扉に突っ込むと、扉の中に入ると同時に扉を閉じる行動もとるため、少なからず時間を稼げます。

そして、ストーリーが進むと、多くの扉のロックが解除されて、フロア内をぐるぐると走り回れるようになるので……体力の概念はあっても走って疲れるという概念はないので、走り回る自由はあるのですが、まぁ、この辺りは雰囲気が壊れると思った方は、ご自身で制約を付けるとよろしいかと思います。

こそこそと移動した方が、ゲームの雰囲気にはあっているし、音を気にされるのであれば、絨毯の上を歩くのも鉄則です。

「リマザード」は今作で終わりではありません。夏には続編の「リマザード:ブロークン ポーセリン」のダウンロード版が発売され、今作と続編が収録された「リマザード(ダブルパック)」パッケージ版の発売も予定されています。

ゲームコレクター的には「リマザード(ダブルパック)」の発売が待たれるのですが、まだ先の話なので、ひとまずしばらくは「リマザード:トーメンテッド ファーザーズ」をプレイし続けることにしますか。

製品紹介ページ
http://www.3goo.co.jp/remothered/

ニンテンドーeショップ
https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000028884

PlayStation Store
https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP4236-CUSA18928_00-JPNREMOTHERED1TF

リマザード:トーメンテッド ファーザーズ

3goo

PS4ダウンロード

  • 発売日:2020年3月19日
  • 価格:3,200円(税別)
  • 17歳以上対象
リマザード:トーメンテッド ファーザーズ

リマザード:トーメンテッド ファーザーズ リマスター

3goo

Switchダウンロード

  • 発売日:2020年3月19日
  • 価格:3,200円(税別)
  • 17歳以上対象
リマザード:トーメンテッド ファーザーズ リマスター

プロフィール

酒缶(さけかん)/ゲームコレクター

15000種類以上のゲームソフトを所有するゲームコレクターをしつつ、フリーの立場でゲームの開発やライターなど、いろいろやりながらゲーム業界内にこっそり生息中。

「東京エンカウント弐」にゲームアドバイザーとして協力。関わったゲームソフトは3DSダウンロードソフトウェア「ダンジョンRPG ピクダン2」「謎解きメイズからの脱出」など多数。価格コムでは、ゲームソフトのプロフェッショナルレビュアーを担当している。

■公式サイト「酒缶のゲーム通信」
http://www.sakekan.com/
■twitterアカウント
http://twitter.com/sakekangame
■ブログ「パッケージゲームを死ぬまで遊ぶログ(略称:パケログ)」
https://sakekan.themedia.jp/
■YouTubeチャンネル「SAKEKAN GAME Re:COLLECTION」
https://www.youtube.com/user/sakekangame/
■電子書籍『パケヤロウ!123【い】』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0852GKBS1/
■電子書籍『ゲームコレクター・酒缶の時事問題にはゲームを 令和二年 ゆくゴーンくるコロナ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B084TX72NG/
■電子書籍『ゲームコレクター・酒缶のレイド・オン・ナンバリングベイ 20世紀に活躍したシリーズをパッケージや取扱説明書から読み解く』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B083G12L1W/

Let's block ads! (Why?)



"コレクター" - Google ニュース
March 18, 2020 at 08:30PM
https://ift.tt/3d83J9H

裸エプロンと夜通し遊ぼう!「リマザード:トーメンテッド ファーザーズ」ゲームコレクターインプレッション - Gamer
"コレクター" - Google ニュース
https://ift.tt/37g8Dx9
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

No comments:

Post a Comment