【コレクション写真】6000台の中で1番思い入れのある1台…超希少な日産セドリック
1台400円×6000台 トミカにかけた総額は…「考えたくもない」
あなんどいる氏が「トミカ」に“目覚めた”のは3歳の頃。「プレゼント」からコレクターとしての歩みが始まったという。
【あなんどいる氏】トミカを初めて手にしたのは3歳ごろ。当時、親戚からクリスマスプレゼントとして7台入りの『たべもの販売車セット』をもらったことが全ての始まりだったようです。つい最近、その時のホームビデオが出てきたんですが、熱心に眺めている当時の自分の姿は、何か後の姿を彷彿とさせるものがありました(笑)。
トミカをコレクションしていくことにおいて、「両親の存在も大きかった」と同氏は言う。
【あなんどいる氏】私の両親もいわゆるレトロなおもちゃに興味があったようで、子どもにトミカを与える中で古いトミカに興味が沸いたようです。私が幼少期(20世紀の最終盤頃)、まだ街にはおもちゃ屋さんが点在しており、当時からしてもひと昔前の黒箱、青箱と呼ばれるトミカが眠っているようなお店もあったようです。幼かった私は、両親主導の下、そんなお店に連れていってもらったこともよくありました。両親がそうして入手したいわゆる当時モノのトミカも間違いなく今現在のコレクションの一部になっております。
こうして、現在までに集めたコレクションは約6000台にものぼるという。
【あなんどいる氏】最新のトミカも勿論収集対象ですが、注力しているのは日本製のトミカをはじめとした、トミカ黎明期~平成初頭のトミカです。トミカ以外も一部コレクションにありますが、トミカだけでおおよそ6000台。ただ、私以上に持っているコレクターの方もいらっしゃいます。総額は考えたくもないですが、単純に1台あたり400円としても×6000ですからね。ただ、今はプレミアがついているものも多いですから…これ以上は考えないでおきます(笑)。
こだわりは「見え方」だけじゃない 「災害」や「劣化」にも対応
そんな同氏が“ディスプレイ”に目覚めたのも割と早い段階だったという。
【あなんどいる氏】トミカを転がし遊んでいたのは本当に最初期だけで、物心がついたころにはテレビに上に飾ったりしておりました。はっきりとしたきっかけは定かではありませんが、今でも思うのは『せっかく我が家に来たからには飾ってあげないとかわいそう』です(笑)。私にとっては『コレクション≒ディスプレイ』という感覚で、今でこそスペースの関係上、所有品全てを飾っているわけではありませんが、日本製であればほぼすべてディスプレイしています。本当は場所さえあれば全て飾りたいくらいです。
SNSで公開されている写真を見ると、そこには見事なまでにディスプレイされたトミカがズラリ。そこへのこだわりも相当なもの。
【あなんどいる氏】箱と一緒にディスプレイすることが一番のこだわりです。奥に箱、手前に本体を置き、ずらっと並べたときの眺めは、好きな人にはたまらないですよね。ただし、当然その分場所もとるので難しいところ。現状、1車種につき複数カラー所有しているトミカについては、1番気に入っているカラーリングの物を箱とともに展示し、それ以外を箱無しの状態で展示しています。
ディスプレイを行うにあたり、見栄えだけではなく災害や劣化の対策に関しても独自のこだわりがあるという。
【あなんどいる氏】大事なのが地震対策ですね。以前からも対策はしておりましたが、約2年前の大阪北部地震では大きな被害を受け、対策を1から見直しました。突っ張り棒だけでなく、各個体が動きづらいように細かい工夫も凝らしております。あとは日焼け予防ですね。室内保管とはいえ暗室ではないので、気づかぬうちに(照明で)日焼けしてしまう可能性があります。私は、ディスプレイしている全てのケースに紫外線カットフィルムを施し、照明も変えました。他にも書ききれない程たくさんありますが、思いついたアイデアはすぐに実行してみます。ダメなら戻せばいいですからね。こだわりは強いと思いますよ(笑)。
大きなスペースを専有し、こだわりを持ってコレクションを続ける同氏だが、コレクターにとって一番気を遣う“同居する家族”はどう思っているのだろうか?
【あなんどいる氏】先にも触れましたが、両親もレトロなおもちゃに興味があったので、そのあたりは理解してもらえている分、恵まれていると思います。両親も、まさかここまでになるとは夢にも思わなかったようですが。ただ今後、もし結婚でもするようなことがあれば、必ず大きな問題となりそうです。そこは理解のある方を見つけたいところですね(笑)。
幼少期の夢“トミカ博物館の館長” この時の志は生涯持ち続けたい
そんな、こだわりつくした“トミカディスプレイ”幸せを感じる瞬間を聞くと…。
【あなんどいる氏】ずらっと並んだトミカを眺めている瞬間ですかね。本当に永遠に眺めていられます。好きなお酒を片手にじっくり眺めるもよし、共通の趣味の同志を招いて、あれこれと談義するのもよし。所有している全てのトミカに購入当時の記憶や思い出があり、どれを手にしても、鮮明にそれらが蘇ります。私にとっては、1つ1つがそうしたかけがえのない思い出となっているところがトミカの最大の魅力なのかもしれません。
最後にトミカコレクトは、続けて行きたいと語る同氏が今後の夢を語ってくれた。
【あなんどいる氏】先日、小学生低学年の頃の文集のようなものが出てきて、私はそこに、『将来の夢はトミカ博物館の館長になる』と書いていました(笑)。昔から成長していない自分に落胆しつつも、そんな幼い頃の信念を貫き通していることにも驚きました。博物館まで開設するかは分かりませんが、少なくとも人生を通して続けていきたい趣味ですし、この幼い頃に抱いた気持ちは生涯持ち続けていきたいですね。
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April 15, 2020 at 05:00PM
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