グラフィックデザイナー・アートディレクターとして、企業ロゴや広告、書籍装丁などを手がける一方、趣味が高じて、古物収集がライフワークになっている永井ミキジさん。中でもスニーカーは“C級(日本では正規ルートで買えなかったり、ブランドが消滅していたり、ニセものだったりするスニーカー)”に特化したコレクションで、その数はゆうに300を超える。今回は、そんなコレクションのなかから「生涯最高の1足」を教えてもらった。
教えてくれたのは
グラフィックデザイナー・アートディレクター
永井ミキジさん
〈Profile〉
企業ロゴやマーク、広告、書籍、書籍装丁など多くを手がけるグラフィックデザイナー。90年代前半から始めた“C級“集めはついに300足を超えた。
僕の選んだ生涯最高の1足は【OSAGAのKT-26】
’70年代に人気を博したオレゴンのスポーツシューズブランド、オサガ のKT26。メッシュ×スエードのアッパー、スマートなフォルム、ブロックソールと、レトロランシューのお手本のようなデザイン。2本のサイドラインが特徴的。
デザインに惚れた1足はカブり知らずで値段も手ごろ
――このオサガ KT-26がベストですね。スニーカー収集に本腰を入れ始めた、最初の1足です。手に入れた当時、親しかったスニーカーショップのオーナーに、これは珍しいだろうと見せに行ったんです。すると彼が雑誌に載っていたよと言うんで見てみたら、“ノーブランドスニーカー”として掲載されていました(笑)。でも実情は、ナイキと同じオレゴン州発で、’70年代に米国の専門誌『ランナーズ・ワールド』でファイブスターを獲得したこともあるほど人気のランシューブランド。このような、マイナーなビンテージスポーツシューズを、“C級スニーカー”と呼んで集めています。
――なぜこのジャンルに行き着いたかというと……学生のころからスニーカーが好きで、いろんな雑誌を読み漁ったことで知識は豊富だったんですよ。でも大手ブランドの新作やビンテージの人気モデルはなかなか買えない。だったらその大手と同年代の、誰も知らないものを買ってみようと思ったのがきっかけです。今は珍しいモデルでも名前さえ知っていれば、ネットですぐ情報が手に入る時代。でも世界は広いじゃないですか。世界のどこかに、誰もが履く1足より自分に響くデザインのものがあるのでは?という想いで探しまわっているんです。
――流行りに合わせるのもいいけど、出会いの可能性をつぶしている感じがするんですよ。もっと自分で探して選んだほうが個性も出るし、値段だって“プレ値”と比べて劇的に安いですし。ちなみに“C級”を毎日履くためにインソールにはこだわっています。油断していると、スポーツスニーカーなのに足腰を痛めちゃうんですよ(笑)。
永井ミキジさんのベストアングルはココ!
濃淡ブルーと白のコントラストと、独特な太細2本のサイドラインが注目どころだという、永井さん。ステッチワークもじつに丁寧で、当時の技術力を垣間見られる。
FINEBOYS編集部
【関連記事】
"コレクター" - Google ニュース
April 03, 2020 at 11:00PM
https://ift.tt/348xa7a
C級スニーカーコレクター永井ミキジさんが連れてきた“激レアさん”な1足とは?(FINEBOYS Online) - Yahoo!ニュース
"コレクター" - Google ニュース
https://ift.tt/37g8Dx9
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
No comments:
Post a Comment