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Wednesday, June 3, 2020

戦後日本、創造のるつぼ 「熱い絵画」展 奈良 - 毎日新聞

桂ゆき「大きな木」1946年、奈良県立美術館蔵、116・2×89・7 センチ、油彩・キャンバス

 戦後の荒廃から再出発した日本美術、となれば、コロナ禍の現代を重ねずにはいられない。奈良県立美術館(奈良市)で開催中の「熱い絵画 大橋コレクションに見る戦後日本美術の力」展は、休館後の再スタートにふさわしい企画となった。

 現代美術のコレクターとして名高い大橋嘉一(1896~1978年)は大津市生まれの企業家で、収集品は没後、同館や国立国際美術館、母校の京都工芸繊維大に寄贈された。その数およそ2000点。50年代後半から70年代初めの作品が主で、体系的に収集した形跡はないが、戦後の美術批評をリードした針生一郎は大橋を「日本にはめずらしく自分の好みと分をはっきりとらえているコレクター」と評した。

 本展では33作家による90点を厳選。「熱い絵画」にこもる熱はさまざまだ。第一には、新たな表現に向かう作家の熱い息吹だろう。戦争で欧米の美術シーンから遮断され、戦後、その距離を埋めるべくそれぞれが独自の表現に挑んだ。杉全直(すぎまたただし)や須田剋太(こくた)、難波田龍起(なんばたたつおき)の作品からは、洋画家として追求した独自の表現様式を、戦後は熱量もそのまま見事に抽象画に移行させたことが見て取…

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