レアなミニカーを探しているコレクターにとって重要なのが、貴重な商品が集まるおもちゃの蚤の市イベントだ。新型コロナウイルス感染症の影響でしばらく開催されていなかったが、万全の対策を行うことにより徐々に開催されるようになった。
今回は2021年4月18日に横浜で開催された「ワンダーランド・マーケット」をご紹介しよう。
文・写真/加藤久美子
【画像ギャラリー】ミニカーコレクター待望のスーパーイベント!! 横浜名物ワンダーランド・マーケット
■通称「横浜ワンダー」ってどんなイベント?
通称「(横浜)ワンダー」と呼ばれるおもちゃの蚤の市があるのをご存知だろうか?
正式名称は、「ワンダーランド・マーケット」というイベントで、主催はテレビ東京の長寿番組「開運なんでも鑑定団」の鑑定士としてもおなじみの、宇野規久男氏が経営するアンティークトイショップ「元町サンセット」である。
40年もの長い間、毎年2~3回定期的に開催されており、スーパースター宇野規久男氏のもとには、メディアでおなじみおもちゃ業界の有名人も多数訪れる。
春・夏・冬の年3回開催されており、1981年の第1回開催から今年4月のワンダーは107回目!を迎えた。
出品の9割はミニカーやクルマ関係でミニカーコレクターの間では「神のようなイベント」と崇められる超有名イベントには日本全国からディーラーやコレクターが集まる。海外からも出品のために来日する外国人の常連さんも複数いる(今はコロナで無理だが)ほどだ。
筆者はミニカーマニアとして順調に成長した息子と共に、第107回ワンダーランド・マーケット(4月18日開催)に出かけてみた。
なお、コロナ禍におけるワンダーは2020年4月、同7月の開催が中止となったが、同12月には万全の感染防止対策を取り、開催に至っている。
主催の宇野氏によると、
「2020年12月は1年ぶりの開催となったのですが、コレクターの皆さん、全国から集まってくれた出店者の皆さん、ホントに涙を流さんばかりに喜んでくださいました。
カスタムカーコンテストや実車展示、ミニカーオークションは休止となり、十分な距離を空けての出店となりましたが、コロナ前よりも多いのではないか?というくらい多くの方々にお越しいただきました。
今回は開催から40周年を迎える年の第1回目です。昨年12月同様の盛り上がりで、朝から多くの方々にお越しいただきました」
■「ワンダー」の楽しみ方は?
自らもミニカーショップ「ルット」として過去20回以上出店し、子どもの頃から家族で訪れていたというワンダー歴30年以上の五島昭仁さんにワンダーの魅力を聞いてみた。
「インターネットが一般に普及していない90年代前半。Amazonも楽天も、ヤフオクもない時代は、こだわりのミニカーを手に入れるにはミニカー専門店か、ワンダーなどのイベントで買うしかなかったのです。
コレクターと電話が頼りでした。ワンダーに行けば、いつも新鮮な発見がありましたね。
ワンダーの楽しさは『お宝さがし』の感覚です。全国からディーラーさんが集まり、一度にお宝を探せるイベントはワンダーが一番でしょう。
また、単に珍しいミニカーを売買する場というだけではなく、コレクター同士の交流の場でもあります。年に3回コレクター仲間に会うことを楽しみに来場される方も多いですよ。
私自身もミニカー店を経営しながら、自分自身もコレクターなので、他のコレクターがどんなミニカーを買ったのか気になります(笑)自分のコレクションが広がる機会にもなっていますね」
ちなみに、ワンダーでお宝ミニカーに出会うためには、やはり、朝一の開門前から並ぶのがベストとのこと。
千葉県から参加したコレクター歴20年以上のSさんは毎回、早い時間から並んで数々のお宝をゲットしているそうだ。
「お宝に出会うためには、やはり朝いちばんオープン前から並ぶのがベストですね。ショップによっては、ワンダーで販売するお宝ミニカーを事前にSNSなどで告知する場合もあります。コレクター仲間と会えるのもやはり朝が一番。たくさんの仲間に会えます。
午後はお買い得品探しですね。午前中、売れなかったミニカーをショップさんが大幅値引きして販売することが多いんですよ。通常、3000円~4000円する1/64ミニカーを1000円で販売していたお店もありました!
お買い得品狙いなら、午後から行くのもおすすめです。ただし、15時過ぎると片付け始めるお店も多いのでご注意くださいね」
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