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Thursday, June 17, 2021

あのブライアン・アダムスが撮影を担当! コレクター垂涎のピレリカレンダーが2022年に再始動 - GENROQ Web(ゲンロク ウェブ)

コロナ禍を経てピレリカレンダーが復活

「世界で最も有名なカレンダー」として知られるピレリカレンダー、“The Cal”。著名な写真家や俳優らが撮影を担当するカレンダーは、毎年限られた部数のみを製作。その芸術性の高さと稀少性からアートブックとして、またコレクターズアイテムとして、各方面から高い評価を集めている。

夏頃になると、次の年は誰が撮影担当なのか、どんなデザインになるのかと楽しみにする人も少なくないピレリカレンダー。しかし、世界中が新型コロナウイルス感染症の緊急事態に陥った2020年は残念ながら製作を断念していた。

撮影担当はあのロックミュージシャン

そして、2021年6月8日、ついにピレリは2022年カレンダーの製作再開を宣言。ミュージシャンとして、また写真家としても名を馳せるブライアン・アダムスが撮影を担当すると発表した。

40年以上にわたるキャリアを誇り、世界に名だたるシンガーソングライターであるブライアン・アダムス。数々のプラチナレコードの獲得はもとより、アカデミー賞に3回、ゴールデングローブ賞に5回、そしてグラミー賞に1回ノミネートされるなど、輝かしい記録を重ねてきた。

2022年ピレリカレンダーの撮影担当に選ばれたブライアン・アダムス

フランシス・ジャコベッティやリチャード・アベドン、アニー・リーボヴィッツなど、時代ごとにもっとも評価の高い写真家のファインダーを通し、強烈で大胆な作品をカレンダーとして発信してきた“The Cal”。錚々たる制作陣リストに、ブライアン・アダムスの名前が刻まれることになった。

写真家としてのブライアン・アダムス

音楽活動の傍ら、1990年代後半からはミュージシャンや俳優、モデルなどを被写体に写真家としても活躍。ローリングストーンズのミック・ジャガーや、夭逝したエイミー・ワインハウス、俳優のジョン・ボイエガ、モデルのナオミ・キャンベル、さらには英国女王まで、錚々たる有名人をファインダーに収めてきた。

ブライアン・アダムスの写真は『Vogue』『Vanity Fair』『GQ』『Harpers Bazaar』といった名門メディアに掲載。のみならず、チャリティを目的とした『American Women』(2004年)、『Exposed』(2021年)、イギリスの戦争で負傷した退役軍人をテーマにしたプロジェクト『The Legacy of War』(2014年)、『Homeless』(2019年)など、メッセージ性の強い作品集を意欲的に出版している。

2021年夏に撮影を実施

“The Cal”と呼ばれるピレリカレンダーは、英国のグループ子会社ピレリUKリミテッドの発案により誕生した。1964年、国内競争に打ち勝つための革新的なマーケティング戦略を模索していたピレリUKは、ビートルズの肖像で有名なアートディレクターのデレク・フォーサイス、そして英国人写真家のロバート・フリーマンへプロジェクトを依頼。かくして、単なるファッションやデザイン性を超越した、文化・芸術的な意味合いを色濃くもつカレンダーが登場することとなった。

以来50年間にわたり、フランシス・ジャコベッティやリチャード・アベドン、アニー・リーボヴィッツなど、時代ごとにもっとも評価の高い写真家のファインダーを通し、強烈で大胆な作品をカレンダーとして発信してきた。錚々たるメンバーが制作に携わってきたピレリカレンダーは、時代を切り取るという芸術のもつ価値そのものを体現してきたといえる。

1年の休止期間を経て帰ってくる2022年ピレリカレンダーは、果たしていかなる内容になるのか。まだテーマは明らかにされていないものの、ストーリー性と創作性にあふれる作品になることは間違いない。この夏を通して撮影を行う予定のブライアン・アダムスは、自身のSNSで次のようにコメントしている。

「2022年ピレリカレンダーのフォトグラファーに選ばれたことを誇りに思います。写真と音楽を組み合わせた『The Cal』はとてもエキサイティングで、もちろん登場するのは素晴らしい人々。数週間後には撮影が始まります。とてもワクワクしています」

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