Ubisoftが『Assassin's Creed Infinity』を開発中だと発表した。プロジェクトを担当するチームについての詳細は公開したが、システムやゲームプレイの情報は明かしていない。
Ubisoft Quebecの業務執行取締役ナタリー・ブシャールと、Ubisoft Montrealの業務執行取締役クリストフ・ドレンヌによる共同声明で、この新作は「『Assassin’s Creed Infinity』というコードネームの、開発初期段階にある重要なプロジェクト」であると紹介されている。本作がどのような形になるのか、これ以上の詳細は明かされていないものの、1本のゲームよりも大きなプロジェクトであることは間違いないようだ。
なお、このプロジェクトはケベックとモントリオールのチームによる「新たなコラボレーション体制」で進めていくという。各スタジオのクリエイティブ・リードは、Ubisoft Quebecのジョナサン・デュモン（『アサシン クリード シンジケート』、『アサシン クリード オデッセイ』）と、Ubisoft Montrealのクリント・ホッキングが務める。
声明には「1つのゲームから次のゲームへ、バトンタッチを続けるのではありません」と記されている。「これは、スタジオ中心ではなく、Ubisoft内のどの立場にあっても才能とリーダーシップに焦点を当てた、より統合された連携的な方法で、Ubisoftの人気フランチャイズを進化させる機会であると確信しています」
『Assassin’s Creed Infinity』と『アサシン クリード ヴァルハラ』の2年目のコンテンツについては、後日詳細を発表するとのことだ。
この正式発表の前には、Ubisoftが『Assassin’s Creed Infinity』というコードネームの新プロジェクトに取り組んでいるとBloombergが報じていた。そこでは、さまざまな歴史設定があり、運用とともに進化する『フォートナイト』や「GTAオンライン」のようなオンラインプラットフォームになると伝えられている。
Bloombergが開発関係者に話を聞いたところ、本作は複数年の運用を想定して設計されており、これまでのシリーズ作品のように1つの歴史的な時代設定ではなく、いくつかの設定が用意されていると明かしたという。また、複数の「アサシン クリード」シリーズのゲームが含まれるようで、「見た目や感触が異なるかもしれないが、すべてがつながっている」とのことだ。なお、この関係者の話によると、リリースは数年後になるという。
Ubisoftの広報担当者はBloombergに対しプロジェクトの存在を認めており、「よりまとまりのあるアプローチを求めるファンの期待を上回る」ものにしたいと述べている。しかし、そのほかの報道については認めていない。
これは、2007年以降ほぼ毎年新作を発売している「アサシン クリード」シリーズにとって大きな変化だ。この変化はUbisoftの開発者にとってすでに問題となっており、一部のチームメンバーは、何年も大規模なゲームに取り組んできた後に、このような規模のプロジェクトに携わることに対して不満を抱いているようだとBloombergは報じている。なお、Ubisoft MontrealとUbisoft Quebecは本作のために1つのチームに統合され、Ubisoft Quebecがフランチャイズを主導しているとのことだ。
ここ数年、「アサシン クリード」シリーズはライブサービスのアプローチに向けた取り組みを進めており、「オリジンズ」、「オデッセイ」、「ヴァルハラ」は、いずれも定期的な無料アップデートや有料DLCなど、運営型のマルチプレイゲームによく見られる手法を採用していた。そのなかでもこの『Assassin’s Creed Infinity』は、『フォートナイト』や「GTAオンライン」に通じるアプローチへの一歩のように感じられる。どちらも、長年にわたりその世界に新要素を加え変化させることで、巨大なプレイヤーベースを維持してきたゲームだ。
偶然にも、最近の報道では『グランド・セフト・オートVI』も同様のプラットフォーム主導のアプローチをとる可能性があると伝えられており、時間ととも変化するバイスシティが舞台になると噂されていた。こちらは2024年か2025年に発売されると言われている。
からの記事と詳細 ( Ubisoftが『Assassin's Creed Infinity』を発表！運用とともに進化する『フォートナイト』風のオンラインプラットフォームになるとの報道も - IGN Japan )
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