フランスのエロイーズ・ヴォン・ベルベットさんが、ギネス世界記録「最大のスタジオジブリ・コレクション|largest collection of Studio Ghibli memorabilia」を達成しました。コレクションの数(重複しないアイテム)は1,304点です。
コレクションのなかで特にレアなのは『崖の上のポニョ』のオルゴール。エロイーズさんは「この小さなオルゴールは見つけるのが特に難しいのです。聖杯のようなものなんです」と語りました。
そして彼女が気に入っているアイテムは『魔女の宅急便』のジジの銅像だそう。「私にとって最も思い入れがあるものです。私の猫が亡くなってしまったとき、友人がこれを贈ってくれたんです。部屋に入るといつも目を向けてしまい、亡くなった私のベイビーを思い出します」
魔女の宅急便のキキと自分を重ね合わせてしまいます。私も黒い服に黒い髪で、黒い猫といますしね。
エロイーズさんが初めてジブリ作品を観たのは6歳のとき。彼女の母が『もののけ姫』のDVDを買ってくれたそう。
「当時観たときの私にはすこし暗い映画でしたが、壮大な風景や美しいサウンドトラック、そして芯の強い女性キャラクターたちに惹かれました」
その後エロイーズさんは『となりのトトロ』と出会い、何年もほぼ毎日続けて観るようになったそう。
彼女がジブリのアイテムを集め始めたのは2007年。誕生日に『ハウルの動く城』のフィギュア・セットをもらったのがきっかけでした。
しかしこの出来事がもたらしたことは、コレクションだけではありませんでした。彼女の最も好きなキャラクター、ハウルとの出会いでもあったのです。
映画の序盤ではイライラさせるようなキャラクターでしたが、美しい女性を誘惑する、ゴージャスだけど傲慢な男性です。ソフィーの内面の美しさに恋をした彼は、何が何でも彼女を守ります。そんな彼に、幼少期の私は落ちました!
コレクションを始めた当初、家族や友人はエロイーズさんの趣味に賛成していませんでした。しかし、コレクションを通じてスポンサーを得たりインタビューを受けたりするようになると、家族らも次第に考え方を変えるようになったそうです。
エロイーズさんは、新たなコレクションを探すために、1日に3~5時間ほどインターネットで検索をするとか。ときには夜中に起きてオークションサイトで入札をしているそう!
さらに、彼女はハクや式神、サン、カルシファー、ジジといった、スタジオジブリのタトゥーも掘っています。
エロイーズさんは、スタジオジブリの作品が人気を得たのは、作品それぞれの世界観の圧倒的な美しさにあると考えています
サウンドトラックに息をのみ、カリスマ性のあるキャラクターたち、そして現代社会により強く訴えかけるテーマをはらんでいます。『もののけ姫』は発表から25年経っていますが、最近制作されたかのような内容になっています。
ギネス世界記録に認定されたことをまだ信じられないと言うエロイーズさん。子どものころから書籍を読んでいて、まさか自身のコレクションで記録保持者の1人になるとは思っていなかったそう。
そして今後も、コレクションの数を増やしていくと、エロイーズさんは語ります。
コレクションをやめることはありません。なぜならこれは私のパッションで、人生の一部だからです。
からの記事と詳細 ( 「私の人生そのもの」フランスのジブリ・コレクターがギネス世界記録に認定 - ギネス世界記録 )
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