ベストセーフティ(石田ゆみ社長、東京都品川区)では、ドライブコレクターという安全運転解析ソフトを使い、運送事業者の安全を支援している。
このドライブコレクターはトラックのアクセルやブレーキ、左右にハンドルを切る際に発生する加速度を解析し、毛玉のような形で示す。この毛玉が中心により小さくまとまっていれば、速度変化の少ないエコ運転と安全確認ができているドライバーということになる。機種によってはドラレコと連携も可能だ。
さらに同社では、このドライブコレクターを使った安全支援のほか、石田社長自ら取締役の関根清孝氏とともに各運送事業者の安全会議に出席、講師として研修を手掛けている。同社は国交省の認定事業者となっており、同社の研修などのコンサルティングメニューは助成金も活用できるというメリットがある。
石田社長は安全運転を支援する中で、様々なケースに遭遇するという。例えば、ある事業者では、ドライブレコーダーの点数は満点だが、軽微な事故を起こすドライバーがいたという。ドライブコレクターを導入し、運転を分析してみると、燃費を良くするために左右にハンドルを切る際、停止せず強引に右左折を行っていたことが分かった。このように加速度から運転を読み取ると、ドラレコの点数だけでは見えていなかった危険性がわかるのだという。
同社では、ドライブコレクターを使い、東ト協をはじめ栃ト協、大ト協、長崎ト協で行われたドライバーコンテストを支援した実績もあるのだという。
石田社長はまた、栄養士の資格を持っており、労働の価値を見直すという面から健康に関する取り組みも行っているという。そのため、同社の研修には、食生活の見直しなどもメニューに入っているという。
単に安全だけではなく、ドライバーの健康管理まで手掛ける同社にあって、同社長は、「安全運転ができる環境を作っていく。さらに人生の安全運転というところまで考えていければ」と話している。
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