水産資源を守り持続可能な伊勢エビ漁を目指そうと、宮崎県日南市で人工の海藻を使って、伊勢エビの子どもを増やす取り組みが進められています。
取り組みは伊勢エビ漁を将来にわたって持続可能にすることを目指して、日南市内の漁協が市の補助金を活用して行っているものです。
28日は漁業者や漁協の職員など5人が船で目井津港を出港し、2キロほど沖合にある伊勢エビを増やすためのしかけが設置された海域に向かいました。
しかけは「イセエビコレクター」と呼ばれる人工繊維で作られた海藻で、卵からふ化した稚えびが海藻を住みかにして成長するという習性に注目して開発されました。
この日引き揚げられたしかけはことし4月に設置されたもので、4つのしかけから体長3センチから5センチの稚えび、合わせて30匹が見つかりました。
稚えびはこのあとすぐに、伊勢エビが繁殖しやすい近くの岩場の海中に戻されました。
南郷漁協総務部の李和広次長は「コレクターを使うことで伊勢エビの定着に役立っているように感じています。この取り組みは今後も続けていきたいです」と話していました。
県内の伊勢エビ漁は9月1日に解禁されます。
からの記事と詳細 ( 人工の海藻で伊勢エビの稚えび増やす取り組み 日南市|NHK 宮崎県のニュース - nhk.or.jp )
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