スペインのコレクターが所蔵していたバロック時代の画家バルトロメ・エステバン・ムリーリョの作品が、修復で台無しになってしまった。
地元紙エウロパ・プレスによると、ヴァレンシア地方に住むこのコレクターは、家具修復業者にこの絵の修復を1200ユーロ(約14万5000円)で依頼した。
しかし、2度にわたる修復作業の結果、聖母マリアを描いた「無原罪の御宿り」は、オリジナルには似ても似つかないものになってしまった。
この出来事は、過去にスペインであった別の「修復」事件を思い起こさせる。
スペイン北東部ボルハでは2012年、イエス・キリストの壁画が「修復」作業によって大きく改変され、世界的な話題になった。
「Ecce Homo(この人を見よ)」という題の19世紀の壁画が湿気で傷んでいたため、地元の高齢女性セシリア・ヒメネスさんが修復に着手したものの、その結果は「サルのキリスト」とやゆされた。
また、2018年には北部ナバラ州の町エステリャにある教会が、16世紀に作られた木彫りの聖ジョージ像の清掃を美術教師に任せたところ、おもちゃのフィギュアのような容貌に変えられてしまった。
スペインには現在、専門家以外が芸術作品を修復することを禁止する法律はない。
スペインの美術保全教会(ACRE)は声明で、法的保護がないことを非難し、今回の出来事は「意図的な破壊行為だ」と指摘した。
さらに、「保全・修復の専門家は近年、仕事に恵まれず、海外へ拠点を移したり廃業したりせざるを得なくなっている」と述べ、スペインは芸術保護業界が「消える深刻なリスク」に直面していると警告した。
(英語記事 Another Spanish painting is botched by restoration)
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June 24, 2020 at 01:44AM
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バロック絵画が「修復」で台無しに スペインでまた - BBCニュース
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