スマートウォッチで始める、新しいミュージックライフ。
このごろはやりでイマドキ人気のスマートウォッチ(以下「スマウォ」)は、ウェアラブルデバイスの代表格といえるでしょう。今回はスマウォを使って音楽を聴く方法を、米Gizmodoがメーカー別に紹介していきます!
ざっくり分けると、「ケータイをケータイするか否か」といったところでしょうか。
スマウォの購入を検討中? だったら、音楽再生機能についてもあれこれ考えていらっしゃるのでは。スマホに保存されている音楽を再生するだけのリモコンなのかな?とか、ストリーミングや同期をすれば(スマホを家に置きっぱにしても)好きなところで楽曲が聴けるのかな?とか。その答えは…、意外と複雑だったりして。
音楽再生アプリもいろいろ、スマウォのプラットフォームもいろいろと咲き乱れている現代、好きな音楽サービスを好きなスマウォに合わせられないなんてことも。実のところ、Apple(アップル)やGoogle(グーグル)の作ったスマウォだったらオフラインでの音楽再生もベスト!ということでもなくて。これについてはあとで詳しくご説明しますね。
では、スマホやスマウォ上での音楽再生に関して、それぞれのプラットフォームでどんなことができるのか、ご紹介いたしましょう!
Apple watchOS
Apple Watchはいちばん売れているスマウォだけあって、音楽などを聴くオプションも当然いちばん多くなっています。言うまでもなく、Apple Musicがデフォルト。Apple Watchからスマホを操作して音楽を再生したり、あるいはそこで直接楽曲をストリーミング再生してBluetoothヘッドフォンで聴いたり。Apple Musicにサブスク登録をしていれば、一覧にある楽曲なら何でもストリーミング再生が可能。じゃなければ、購入したデジタル音源や、CDなどからインポートしたものなら何だって聴けます。
楽曲は、Wi-FiやLTE(Cellularモデルの場合)経由で直接Apple Watchにストリーミングすることが可能です。外出などで通信手段を切り離したいからスマホを家に置いておこうなんてときは、まえもってApple Watchに楽曲を同期させることも。それには、スマホのApple Watchアプリから「マイウォッチ」を開き、「ミュージック」をタップして、「ミュージックを追加」を選びます。ただし、同期できるのはApple Watchが充電中のときのみ。
SpotifyにはApple Watch専用のアプリがあって、それを使えばデフォルトのApple Musicプレイヤー同様、スマウォで直接楽曲をストリーミング再生させたり(聴くのはBluetoothヘッドフォン)、スマホなど他のデバイスで再生を制御したりも可能です。最近アップデートされ、Wi-Fiだけでなく携帯電話のネットワークでも使えるようになったので、スマホを置きっぱにしてのお出かけも可能になりました(ある意味、放置プレイ?)。ですが、強力なデータ接続がまだまだ必要。というのは、プレイリストをウォッチに同期してオフラインで聴くことがまだできないから。
SpotifyがApple Watchでストリーミングアプリのベータ版を展開しているもよう
Apple Watchではちょっとイタい感じのSpotify。最初にApple Watchが発売されたのは2015年のことですが、…
Apple Watchには公式のYouTube Musicアプリがありますが、基本的に、他のデバイスで自身のコレクションをブラウジングしたり、再生を制御したりする「手首に巻いたリモコン」として機能するにとどまります(注・プレミアムアカウントのみ。それでもこの時点でWear OSでのYouTube Musicよりもできることは多かったりして)。それと同レベルの機能性がApple Watch専用のDeezerアプリにも。ケータイをケータイしたくないときには、Apple MusicかSpotifyに限ります。
Google Wear OS
GoogleのスマウォプラットフォームがYouTube Musicの同期を完全にサポートするようになった!…という話は、まだ聞きませんねえ。それがいつになるかという予定も未定。Google Play Musicが亡き者とされた今、変な話じゃありませんか? ですが、Wear OS を使って、スマホ上で楽曲の再生、一時停止、スキップなどを制御することは可能なんです。
現状提供されている音楽サービスの状況はだいたい皆同じ。Wear OS専用アプリがないので、プレイリストの同期もできません。Androidスマホがメディアを(Apple MusicやPodcastプレイヤー経由で)再生しているときは、再生コントロールがウォッチにポンと現われるようになっていますが、再生・停止以外の機能はそれほどありません。おまけに、お出かけ時にはケータイをケータイする必要があります。
Wear OS専用アプリがあるのは、大手音楽サービスの中ではSpotifyのみ。ですが機能面においては、アンドロイドとWear OSで一本化されているところを除いてそれほど提供されていません。ウォッチからライブラリーに楽曲を追加したり、再生デバイスを切り替えたりはできても、楽曲を直接ウォッチでストリーミング再生させることも、楽曲を同期してオフラインで聴くこともできないんですから。
ケータイをケータイせずにWear OSのスマウォで楽曲を再生したいというあなたにオススメのオプションは、NavMusic(30日のお試し期間後は1ドル・約104円)。よくできた軽いアプリですが、デバイスにローカルファイルを転送する必要があります。なので、スマウォで聴きたい楽曲はデジタル形式にして。
Fitbit、Samsung、そしてガーミン
Versa Lite以外のFitbitスマウォでは、好きなアプリを選んで、接続されたスマホで再生する楽曲の制御ができます。Fitbit Connectアプリを使えば、クラウドサービスにシフトしつつあるVersa Liteや新作のFitbit Sense、Versa 3を除くFitbitスマウォに、購入済のデジタルトラックを同期することが可能です(こちらでひとつひとつ説明してくれてます)。
SpotifyにはFitbitスマウォ専用のアプリがありますが、これもまた他のデバイスでの再生をコントロールするだけ。スマウォにプレイリストを同期させることはできません。でもDeezerやPandoraのアプリを使えば、Versa Lite以外のデバイスでもそういうことが可能。なので、スマホを家に置きっぱにしてFitbitで音楽を聴きたいあなたは、このうちいずれかのストリーミングサービスを使う必要があります(あるいは先ほど述べたように、デジタル音楽ファイルをコピーしときましょ)。
Samsung Galaxy Watchシリーズの場合は、「音楽プレーヤー」アプリを開くと、スマホとスマウォのどちらで音楽再生を制御するかを切り替えられます(デバイスアイコンをタップ)。音楽をオフラインで聴くには、スマホからデジタル音源を同期させるか(詳しくはこちら)、あるいは専用のSpotifyアプリを起動させましょう。Apple WatchやWear OS端末とは違い、SpotifyプレミアムアカウントだとSamsungのスマウォでのオフライン再生がサポートされていますので、ケータイをケータイする必要もありません。
さて、最後にガーミン。さまざまなスマウォが展開されていますが、Samsungのスマウォと似たような音楽再生オプションがついています。スマホ上の音楽アプリならたいていのものはこのスマウォで再生を制御することが可能。また、コンピューターからGarmin Connect経由で同期(動画)させたデジタル形式の楽曲を再生させる場合は、スマホを置きっぱにできます。スマウォ専用のネイティブアプリがサポートする音楽サービスで、唯一のものがSpotify。そしてSamsungのスマウォ同様、Spotifyプレミアムの会員さんはガーミンの端末にプレイリストを同期させて、好きなところで聴けちゃいますよ(だけど、Bluetoothヘッドフォンだけはお忘れなく!)。
からの記事と詳細 ( こうすればスマートウォッチで好きな音楽が聴けちゃうよ!【メーカー別】 - ギズモード・ジャパン )
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科学&テクノロジー
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