全2回の連続オンライントークイベント「アート写真コレクションをはじめよう―『ファインアート写真の見方』刊行記念連続トーク第1回」が、6月16日(水)に開催される。
2021年4月、ファインアート写真市場の中心地・ニューヨークで、大手オークション会社のサザビーズ、クリスティーズ、フィリップスによって開催されたファインアート写真を取り扱う「Photographs」オークションは、コロナ禍に伴う厳しい市場環境にかかわらず、3社合計で557点が出品、408点が落札され(落札率約73%)、総売り上げも約970万ドル(110円換算/約10.6億円)に達した。最高額は、クリスティーズに出品されたマン・レイの代表作「Le Violon d’ Ingres,1924」で、約47.5万ドル(約5,225万円)で落札。ニューヨークの現代アートのオークションでは、アンドレアス・グルスキーやリチャード・プリンスなどのアーティストの写真作品が数億円単位で取引されることもある一方で、日本では「アート写真」の定義はあいまいで、写真に専門特化したオークションの開催はなく、専門ギャラリーも少数。日本において、写真は日常に身近な存在でありながら、アート写真のコレクションとしての市場や、コレクションとして楽しむ機会は、欧米と比較するとまだまだ少ないといえるかもしれない。
こうした現状に答えた新刊『ファインアートとしての写真』は、ギャラリストである福川が国内外のアート写真の価値基準や市場、写真界のしくみなど、アート写真の楽しみ方をわかりやすく読み解いた1冊。今回の連続トークでは、書籍の問いをより深め、広げることを目的として、アート写真をコレクションするコレクターサイドと作品を制作する写真家サイド、それぞれに向けて開催される。
第1回となる今回は、アート写真コレクター、これからアート写真コレクションをはじめたい人を対象に、福川がアート写真市場最前線の状況を解説するとともに、評価ルール、投資視点でのコレクションのポイントなどを講義形式でトークする。
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