大槻智春(31=真清創設)は“シルバーコレクター”返上ならず、今季4度目の2位に終わった。

3打差3位からスタートしたこの日、3、6、7番でバンカーショット、アプローチを決めてパーを拾い、17番までに4つスコアを伸ばしたが、首位と1打差の通算13アンダーで迎えた18番で痛恨の初ボギーをたたいた。

「前半から耐えながらスコアを伸ばしていただけに、上がり(18番)が本当に残念」。右ラフから池を越えた右側に切られたピンまで177ヤードを、グリーン左サイドぎりぎりに届くピッチングウエッジで勝負をかけたが、球がつかまり過ぎ、フライヤーもあってグリーン左奥に外した。ピン奥に池が広がるアングルのアプローチは5メートルもショートした。

19年7月の関西オープンでツアー初優勝を飾り、その後は今回で4度目の2位。「調子が良くなくても戦える自信はついてきたけど、勝ちきれないのは何か原因がある。そこがわかりません」と悔しげに首を傾げた。【加藤裕一】