アートウィーク東京では、グローバルビジネス誌
「Forbes JAPAN」とのコラボレーションにより、現代アート作品の購入に興味を持つ起業家やビジネスリーダーに対して、国内のコレクターや美術館館長、ギャラリストといったアートコレクションやアートマーケットに造詣の深いゲストとの交流の場を設け、コレクション形成に必要なアドバイスを受けるなどネットワーキングの機会を創出します。国内外のアートに関する先達の知見や価値観に直に触れ、アートの新たな魅力に出会うと共に、未来のコレクションに思いを巡らすことができる貴重なイベントです。
全3回で構成される「Forbes JAPAN x Art Week Tokyo Meet Up」は、各回のゲストと参加者とのミートアップの実施に加えて、第1回のゲストトークの様子を後日オンラインで公開します。アートとビジネスや産業の関係に興味を持つ方々など、イベント参加者以外の対象に向けても、アートコレクションについての理解を深め、作品購入へのモチベーションを高める機会を広く提供します。
8月4日(金)に実施する第1回は、日本を代表するアートコレクターである、大林剛郎氏(大林組取締役会長 兼 取締役会議長)、福武英明氏(公益社団法人福武財団代表理事)、白井一成氏(アートウィーク東京共同創設者)の3名をゲストに迎え、アートの魅力やそれぞれの個性が光るコレクションの特色などについて語るトークセッションを行います。
- 日本を代表するアートコレクター3名が語るアートの魅力と文化
大林剛郎氏のコレクションは、
安藤忠雄や
高松伸、
アルド・ロッシなど自身の仕事とつながりのある
建築に関するドローイングの収集からスタート。現在は1990年代以降のアーティストを中心に、それらに影響を与えた1960~70年代のアーティストを含む形で構成されているほか、近代美術や古美術、茶道具へとコレクションの幅を広げています。大林組東京本社には
草間彌生や
ダニエル・ビュランといった世界的なアーティストの作品が常設されています。また、大阪・北浜にある大林グループのフランス料理レストラン「ルポンドシエル」の入り口には、アントニー・ゴームリーの立体作品を展示。店内には
吉原治良や
元永定正などの作品もあり、アート×食達の世界を堪能できます。安藤忠雄が設計を手がけたプライベートミュージアム「游庵」には、
オラファー・エリアソン、
宮島達男、
李禹煥といった国際的に著名なアーティストの作品を常設。茶室も備えており、国内外の文化人と交流する特別な場としても機能しています。
福武英明氏は、父・總一郎氏と共に瀬戸内の直島、豊島、犬島を舞台にアート活動を展開し、地域の環境やコミュニティとアートをつないできました。直島の美しい景観を守るため地下につくられた地中美術館にはクロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレルの作品が恒久展示されています。そのほか草間彌生やクリスチャン・ボルタンスキーなどのサイトスペシフィックな作品も島々に常設。「ベネッセアートサイト直島」を中心に3年に1度開催される「瀬戸内国際芸術祭」は、世界中の人々が訪れるイベントとして知られています。また、福武氏は岡山芸術交流との関わりも深く、瀬戸内地域を包括的な芸術エリアとして発信していく試みを横断的に行っています。企業と地域の人々や自治体が協働し、経済と文化の両輪を作用させることで瀬戸内のコミュニティの発展に寄与しています。
白井一成氏は、グローバルなアートシーンと日本の文化をつなぐべく、2021年に蜷川敦子と共同でアートウィーク東京を設立。日本の主要な美術館やギャラリーとの連携はもちろん、世界的なアートフェア「アートバーゼル」と提携していることでも注目を集めています。現在300点を超えるコレクションは、ミニマル、モノクローム、ポストコンセプチュアル、ニューメディアアートや言語/テキストを組み込んだ作品を主体に構成されています。東京と香港の各オフィスには、イタリア戦後美術やゼロのアーティスト、ルチオ・フォンタナ、ピエロ・マンゾーニのほか、ルイーズ・ブルジョワ、河原温、ウィリアム・ケントリッジらの作品を展示。南青山の複合ビル「emergence aoyamacomplex」は、パトリック・ブランによる垂直庭園のほか、ローレンス・ウィナーやトレイシー・エミンなどの作品が飾られたカフェ・バー「WALL」と、ジム・ランビーによるインスタレーション作品が床一面を覆うファッションブランド「FACETASM」を擁しています。
本ミートアップは、アートウィーク東京モビールプロジェクトが主催します。このほか、アートウィーク東京モビールプロジェクトでは、会期中に都内の主要なアートスペースを巡る無料のシャトルバス「AWT BUS」の運行や、子どもや若者を対象とする展覧会のガイドツアー、国内外のキュレーターを招聘したシンポジウムなどを開催し、幅広い鑑賞者層に対してアートアクティビティの体験機会を創出します。
※詳細は、順次発表を予定。
ミートアップの第2回は9月中旬頃、第3回は10月中旬頃に新たなゲストを迎えて実施予定です。第1回のゲスト3名によるオンライントークの公開は、9月19日(火)を予定しています。
【Forbes JAPAN x Art Week Tokyo Meet Up #1】
日程:8月4日(金)19:00‒21:00
ゲスト:大林剛郎、福武英明、白井一成
参加対象:アートコレクターを目指す方
定員:30名(事前申込による抽選制)
会場:東京都港区(詳細は参加者へご案内します)
参加費:無料
主催:アートウィーク東京モビールプロジェクト(東京都/アートウィーク東京モビールプロジェクト実行委員会)、Forbes JAPAN
申込方法:メールにて以下の情報をご送付ください。
(宛先)info@artweektokyo.com
(件名)Forbes JAPAN x AWT Meet Up #1参加申込
(本文)①氏名 ②職業・役職 ③住所 ④電話番号
申込締切:7月24日(月)
結果通知:7月26日(水)
※応募者多数の場合は抽選のうえ、当選者にのみ詳細をメールにてご案内します。
【オンライントーク】
タイトル:日本を代表するアートコレクターに学ぶ、コレクションがもたらすものとは
「Forbes JAPAN x Art Week Tokyo」
日程:9月19日(火)公開予定
URL:AWT公式サイト(https:// artweektokyo.com/awt-talks/)
Forbes JAPAN公式サイト特設ページ(7月下旬公開予定)
●#1 ゲストプロフィール
大林剛郎(おおばやし・たけお)
1954年生まれ。株式会社大林組 取締役会長 兼 取締役会議長/公団法人大林財団 理事長。慶應義塾大学卒業後、大林組に入社。2009年より現職。アートに造詣が深く、森美術館理事、原美術館評議員、国際芸術祭「あいち」組織委員会会長、アートバーゼルグローバルパトロンカウンシル、テート(ロンドン)やニューヨーク近代美術館のインターナショナル・カウンシル・メンバーなど、国内外の美術館や財団の評議委員を務める。
福武英明(ふくたけ・ひであき)
1977年生まれ。福武財団代表理事。ベネッセホールディングス取締役。アイスタイル芸術スポーツ振興財団理事。大地の芸術祭のオフィシャルサポーター。瀬戸内の直島、豊島、犬島で現代アートによる地域振興に取り組み、日本で最大規模となる8つの美術館のほか、アートギャラリーなど合計34の施設を運営。2010年から3年に一度開催される「瀬戸内国際芸術祭」の支援を行うなど、国内外の現代アートの支援、アートによる地域振興助成活動を全国規模で行う。
白井一成(しらい・かずなり)
1972年生まれ。アートウィーク東京共同創設者/アートコレクター。社会福祉法人善光会創設者。シークエッジグループCEO、実業之日本社社主を務め、2021年には言論と研究のためのオンラインプラットフォーム「実業之日本フォーラム」を設立。同年にアートウィーク東京を立ち上げる。テート(ロンドン)アジアパシフィック部門作品収蔵委員会メンバーを務める。
グローバルビジネス誌「Forbes」の日本版である「Forbes JAPAN」は、未来を切り開こうとする人々へ「世界中の良いシードとストーリー」を届けるために誕生。広い視野を持つ読者たちに向けて、世界26カ国で発行されている「Forbes」の記事をキュレーションしつつ、日本のオリジナル記事と共に再構成している。著名な経営者や起業家、投資家など、ビジネスを動かす人物のサクセスストーリーに焦点を当てた記事のほか、ライフスタイルに関する記事や、専門性のあるオフィシャルコラムニストによる記事も発行している。
https://forbesjapan.com/
東京における現代アートの創造性と多様性を国内外に発信する年に一度のイベントである「アートウィーク東京」は、文化庁の協力のもと、世界有数のアートフェアである「アートバーゼル」と提携し、一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォームが主催。東京都、アートウィーク東京モビールプロジェクト実行委員会と連携し、都内の主要アートスペースをつなぐ交通手段の提供など幅広い鑑賞者層に対してアートアクティビティの体験機会を創出する「アートウィーク東京モビールプロジェクト」を通じて、東京の現代アートを支える環境基盤の形成に努めている。
【アートウィーク東京】
名称:アートウィーク東京(欧文:Art Week Tokyo、略称:AWT)
会期:2023年11月2日(木)~11月5日(日)(4日間)10:00~18:00
※VIPプレビュー日程として10月31日(火)、11月1日(水)の2日間を予定。
※会場やプログラムにより時間が異なる場合があります。
会場:都内50の美術館/インスティテューション/ギャラリー
会場:大倉集古館(AWT FOCUS)、「AWT BAR」ほか各プログラム会場
主催:一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォーム
提携:アートバーゼル(Art Basel)
特別協力:文化庁
【アートウィーク東京モビールプロジェクト】
名称:アートウィーク東京モビールプロジェクト
会期:2023年11月2日(木)~11月5日(日)(4日間)10:00~18:00
主催:東京都/アートウィーク東京モビールプロジェクト実行委員会
●公式サイト https://www.artweektokyo.com/
●Instagram @artweektokyo
●Facebook @ArtWeekTokyo
●Twitter @ArtWeekTokyo
●YouTube Art Week Tokyo
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